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台湾医療VB、⽇本参⼊​⼿術画像システムの知⾒共有


ツインビーンズの⼿がける⼿術画像システム「メディレコ」。国際的なプラットフォーム構築を⽬指す
ツインビーンズの⼿がける⼿術画像システム「メディレコ」。国際的なプラットフォーム構築を⽬指す

台湾の医療ベンチャー・TWINBEANS(ツインビーンズ、新北市)は9⽉に⽇本市場へ参⼊する。同社は⼿術画像を記録・管理するシステムを⼿がけており、⽇本の医師による内視鏡

⼿術などの技術を記録し、国際的な医療技術の発展や知⾒を共有するプラットフォーム構築を⽬指す。

2020年から⽇本の市場調査を進めてきた。⽶国や英国、⾹ 港で代理店を通じて販売しており、⽇本でも医療機器卸を中⼼に販売代理店契約を結ぶ計画。


ツインビーンズの開発した⼿術画像記録システム「MEDIR ECO(メディレコ)」は、⼿術中の患部の映像や検査画像など複数の医療情報を同時に記録できる。映像管理システム「MED

ISTATION(メディステーション)」はモバイル端末を通じて映像を配信し、⼿術室の外にいる医師から助⾔を得られる。


⼿術⽀援ロボット「ダヴィンチ」による⼿術や遠隔医療にも対応する。⽇本では産業ガス⼤⼿のエア・ウォーターが8K対応の⼿術画像システムを⼿がける。ツインビーンズのシステムも9⽉から4Kに対応予定だ。


ツインビーンズの陳多偉社⻑は「記録した映像は医師の教育に活⽤できる」と述べ「将来的には欧⽶や⽇本の優れた医療技術を共有できるプラットフォームを構築したい」とする。


厚⽣労働省によると2019年10⽉時点の全国の病院数は8300施設。過去10年にわたり減少傾向 で、今後も施設数の増加による需要拡⼤は⾒込めない。⼿術⽀援ロボットへの対応や⾼精細画像などの付加価 値による差別化が市場開拓のカギになりそうだ。


データソース:日刊工業新聞

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